父親が脳出血で倒れて、減塩料理を始めました
私の家系は父親が東北の秋田県出身者であることから、日常の食生活からかなり塩分が多かったのです。
しかし、自身では物心ついた時からずっとこの味付けで育ったので塩分が多いとは思っていませんでした。これは父親にとっても同じことだったと思います。
しかしある日。父親が仕事中に脳出血で倒れてから、改めて振り返ってみると塩分摂取が多かったと気づいたのです。
以前から父親は会社の健康診断で高血圧を診断されていましたが、病院で治療するまでではなかったので油断していたのです。
入院した病院の先生によると、長年の塩分過剰摂取により脳の血管が脆くなっていたのだろうというお話でした。そのことをきっかけに我が家の食生活を見直すことにしたのです。
今までは漬物には必ず醤油をかけていましたし、魚の干物にもたっぷり醤油をかける状態でした。もちろん毎食の味噌汁もかなり味が濃かったのです。
まず漬物に醤油をかけるのをやめた代わりに、味の素で旨味を補うことにしました。味の素で旨味が追加されることにより、塩分を少なくすることができたのです。
これは漬物に限らず野菜炒めや味噌汁にも応用できるので、狙った以上の効果がありました。これは簡単な方法なので、他の方にも是非オススメしたい減塩の方法だと思います。
また魚の干物には醤油ではなくてポン酢をかけることにしたのです。一般的にポン酢は普通の醤油に比べて塩分は半分程度なので、これもかなりの減塩効果がありました。これもポン酢の酸味で、塩分が少なくなった物足りなさを補えるんです。